今春キャンプ中に右足の張りを訴え、調整が遅れていた阪神の岩崎優投手（２８）が２６日、甲子園で行われた集合練習で実戦復帰となるシート打撃に登板した。打者５人と対戦して２安打を浴びたが、２三振を奪取。矢野監督らの前で、順調な仕上がりを見せた。

　先頭・江越左中間へ三塁打を浴びたが、続く島田、大山を２者連続三振。その後も危なげない内容だった。球団を通じて取材に応じ、「まずは無事に投げられたことがよかったです。まだまだ狙ったところには投げ切れていないですけど、ここから上がってくるかなという感じはありました」と手応えを口にした。

　今季の開幕日となる月１９日は、２９歳の誕生日となる。昨年もケガから１軍復帰した楽天戦（甲子園）が誕生日だったこともあり、「去年ケガから復帰した最初の試合が誕生日で、そこからどんどんよくなっていったので、今年もそのような流れを作っていければなと思います」。昨季は４８試合で３勝２６ホールド、防御率１・０１。今季もセットアッパーとして期待される左腕は、開幕までに万全の状態に仕上げることを約束した。