矢野阪神 奇跡6連勝スタイルで開幕ダッシュや!2番近本、鉄板リリーフで挑む

 阪神の矢野燿大監督(51)が27日、球団広報による代表取材に応じ、開幕ダッシュの重要性を説いた。シーズン120試合予定の今季、阪神は開幕から5カード連続のビジターが濃厚となっていることが明らかになった。イメージするのは、奇跡の6連勝を決めた昨季最終盤のような“一戦必勝スタイル”だ。

 今季はコロナ禍の影響で、シーズン120試合で行われることが濃厚な状況。「試合数が減ったということは、開幕ダッシュというのを、よりどこのチームもしたいと思うところ」。矢野監督は、例年以上にスタートから勢いをつけることの重要性が増すことを強調する。

 阪神は移動リスク軽減のため、東京ドームでの巨人戦で開幕し、続く2カードも関東圏、その後も名古屋、広島…と5カード、つまり“1周目”の対戦はすべてビジターゲームとなることが濃厚となっている。

 いきなり迎えるロードで指揮官が狙う開幕ダッシュ。打線のポイントとなるのが、今年に入ってオープン戦、練習試合で実践する「2番・近本」だ。「進む中で変わっていくことはもちろんあるだろうけど、今の段階ではやっていきたい」とこだわりを見せる。

 1番打者が出塁時、強打もバントもできる上に、併殺となるリスクが少ない。時には一発も含む長打が期待できる快足打者を2番に置くことで、より先制点を挙げられる確率が増すという考えだ。

 一度リードすれば、それを守り抜くのが矢野阪神の戦い方。金村投手コーチは「フレッシュな投手にはロングリリーフもしてほしい。開幕ダッシュと考えると、中継ぎをどんどん投入することがイメージできる」と話す。

 描くのは奇跡の6連勝でCS進出を決めた昨季最終盤の戦い方。当時はガルシアをロングリリーフで起用するなどして、ラスト5連勝はすべて先制逃げ切りを決めた。自慢の中継ぎ陣をつぎ込み、八回=エドワーズ、九回=藤川の勝ちパターンに持ち込む算段だ。

 「一試合一試合、全力を尽くして戦っていくというのが基本的な考え方」と矢野監督。“一戦必勝”スタイルで波に乗り、地元・関西に帰ってくる。

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