阪神・ボーア、西勇から快音 練習再開後初打席で痛烈右前打「4番の期待に応えたい」

 「阪神紅白戦、白組3-0紅組」(29日、甲子園球場)

 白木のバットから弾かれた白球が、芝生の上を勢いよく走った。無人のスタンドに響いた甲高い打球音。紅組の「4番・一塁」で出場した阪神・ボーアは、1打席目の初球を仕留めて順調な仕上がりを示した。

 練習再開後初の紅白戦。初打席は先頭で迎えた二回、開幕投手に決まっている西勇と対峙(たいじ)。初球、内角への141キロの直球に反応。ライナーで右前へ運んだ。

 久々の実戦ながらも、打席の中で考えていたのは試合の流れ。「前の回の守備が長かったので。ああいう後の先頭打者は初球を打ちにいって簡単にアウトになることはできないから。最低限だけど、ヒットになって良かった」と納得した様子で振り返った。

 四回の2打席目も左腕・飯田の変化球に対応して左飛。矢野監督は「やっぱり(バットの)芯に当たれば打球がいく。ああいうふうに打球が上がってくるのが、相手にとっての怖さになってくると思う」とシーズンでの奮起に期待した。

 28日には、32歳の誕生日を迎えた助っ人。本番へ向けて静かに闘志を燃やしている。「4番は好きな打順。その打順で打たせてもらっていることに感謝して、期待に応えられるように頑張りたい」。強い覚悟で挑む来日1年目のシーズンは3週間後、幕を開ける。

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