阪神・矢野監督 G倒快幕ダッシュや!6・19巨人戦が決定 昨季負け越しやり返す!

 NPBは1日、セ・パ両リーグの7月半ばまでの試合日程を発表した。阪神は6・19東京ドームでの巨人戦で開幕することが正式に決定。昨季は10勝15敗と負け越した宿敵とのオープニングゲームに、矢野監督は「やり返したい」と意気込む。敵地でのG倒を決め、日本一へ向けて開幕ダッシュを決める。

 ついに決まった開幕カード。宿敵巨人とのいきなりの対戦に、矢野監督は不敵に言い放った。

 「この(長い期間)野球ができなかったという特別なシーズンで、ジャイアンツと開幕カードでできるっていうのはプラスだと思う」

 そう言い切るのは、就任1年目のリベンジに燃え、手応えも感じているからこそだ。昨季、阪神は巨人に10勝15敗と負け越し。セ・リーグ覇者となったライバルに6ゲーム差をつけられての3位に終わった。東京ドームでは5勝8敗、CSファイナルSでも1勝しか挙げられず、苦杯をなめている。

 「去年のシーズンはうちとしてはだいぶやられたから。やり返したいなという気持ちもある。いろんな思いを持って、どこも開幕ダッシュをしたいと思うので、その気持ちをぶつけていきたい」

 矢野監督は早くから『日本一』を宣言し、優勝インタビューの予行演習まですでに行っている。敵地でのG倒を決めれば、チームが勢いに乗ることは必至。逆に言えば、開幕カードでの宿敵討ちは、目標達成に向けて絶対に成し遂げなければいけない第一のミッションとなる。

 新型コロナウイルス感染予防の観点から、移動を最小限にする日程が組まれた。阪神は東京ドームでの巨人戦を皮切りに、神宮でのヤクルト戦、横浜でのDeNA戦の関東遠征を経て、その後も名古屋での中日戦、広島での広島戦と一回り目はすべてビジターでのゲームとなっている。

 いきなりの逆境スタートにも「それはあんまり何とも思ってないね。だって、ホームでやらしてくれって言っても、日程がそうなってたらね。それは言い訳しない」。指揮官がどっしりと構えているのは頼もしい限りだ。

 「3連戦だけが開幕じゃないんやけど…やっぱりね、気持ちは高ぶっていくと思う」と矢野監督。甲子園に戻ってくるのは7・7巨人戦だ。七夕の夜、『日本一』の願いをつないだ形で聖地へと戻ってくる。

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