阪神・岩崎 リベンジ初星!開幕巨人戦で逆転被弾…スカッと7球3人斬り

 7回、巨人打線を無失点に抑え笑顔の岩崎
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 「阪神2-1巨人」(9日、甲子園球場)

 期待は裏切らない。完ぺきなリリーフでリベンジを果たすと、チームの本拠地初勝利が頭上に輝いた。阪神は七回から2番手でマウンドに上がった岩崎が、見事な3人斬りでピシャリ。悔やまれた開幕戦の背信投球は、甲子園初戦の勝利でお返しだ。

 「ガルシアが頑張ってくれていましたし、自分もゼロで次につなぐことができて良かったです」

 ガルシアの好投をムダにできない。出番は同点の七回。先頭の大城を1球で二飛に打ち取ると、続くメルセデスは5球目の直球で見逃し三振。危なげなく2死を奪うと、迎えた増田大を初球の142キロの直球であっさりと右飛に仕留めて見せた。わずか7球でリズム良く抑えたことが、その裏のボーアの決勝2ランにつながった。

 ようやく巡ってきた雪辱の舞台だった。忘れられないのは東京ドームでの巨人との開幕戦。西勇に続き、1点リードの七回のマウンドを託されたものの、1死二塁のピンチで吉川尚に逆転2ランを浴びて敗戦。岩崎自身、あの日以来となる伝統の一戦で、借りを返した今季初勝利だ。

 矢野監督は岩崎の開幕戦の投球を踏まえて「それ(リベンジ)もあるしね。前回も良かったし。今回もちょっとずつ。優とスアちゃんはね。ちょっとずつね。流れというのはできてきているので」と好投をたたえた。岩崎はこれで7月に入って3試合連続で無安打無四球無失点。好調をキープしているところが頼もしい。

 「明日以降もゼロで抑えられるようにしっかり準備します」と岩崎。悪夢はもう過去のこと。上向いてきたチームをしっかりと支える頼れる左腕。まだまだこれからだ。冷静な投球で、ファンが帰ってくる甲子園をさらに熱く盛り上げていく。

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