阪神・岩崎、救った 1死一、二塁ピンチ火消し 開幕戦の“借り”返した

 「阪神2-4DeNA」(11日、甲子園球場)

 西勇からの「ありがとう」に思わず笑みがこぼれた。2点リードの七回、1死一、二塁でバトンを託された阪神・岩崎が好リリーフ。開幕戦の借りを返すように、エースが作ったピンチを見事に片付けた。

 「行け、ザキ!」-。エースもベンチの最前列で声を張り上げ声援を送る。その声に後押しされるように、梶谷を中飛、代打・桑原を空振り三振に仕留めてみせた。

 普段は表情を出さない七回の男。ただ、ベンチの前には笑顔で待つ西勇の姿があった。ポンと背中をたたかれ思わず頬を緩めた。

 「西さんが頑張ってくれていたので、ゼロで抑えることができて良かったです。明日以降もゼロで抑えられるように頑張ります」

 6月19日の開幕戦・巨人戦(東京ドーム)では西勇の勝ちを消してしまった。ただ、7月に入ってからはまだ1人の走者も許していない。七回の男がこれからもチームを、そしてファンを笑顔にする投球を見せる。

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