阪神 藤川の登録抹消 右肩コンディショニング不良「今の状態では力になれない」
阪神の守護神・藤川球児投手(39)が12日、右肩のコンディショニング不良で出場選手登録を抹消された。日米通算250セーブまであと5に迫っていたが、2軍で再起を図ることになった。
甲子園での練習には参加せず、広報を通して「大事なポジションなだけに、今の状態ではチームの力になれないので、一日も早くコンディションを回復させられるように努めます」とコメントした。
藤川は昨年7月末から守護神を任され、16セーブを記録。今季は開幕から守護神に指名されたが、不安定な投球が続いていた。
6月25日・ヤクルト戦(神宮)では西浦に逆転サヨナラ3ランを被弾した。
11日・DeNA戦でも失策が絡んで同点を許したとはいえ、ソトに決勝2ランを浴びて2敗目を喫した。同戦後には「西(勇)や、みんなが頑張って、ゲームを作ってくれていたのに、こういう形になり本当に申し訳ないです」とショックを隠しきれない様子だった。
今季5試合の登板全てで安打を許し、4試合で失点。6月末からは雨天中止などで登板間隔があいて、調整が難しい面もあったとはいえ、ここまで5試合で0勝2敗2セーブで防御率15・75。19年4月以来の出場選手登録抹消となった。
守護神の代役は、八回を任されていたロベルト・スアレス投手(29)らが候補となりそうだ。
藤川は今季の登板成績は以下の通り。
◆6月23日・ヤクルト戦 1回2安打1失点
◆6月25日・ヤクルト戦 2/3回2安打3失点(敗戦投手)
◆6月27日・DeNA戦 1回1安打無失点(1セーブ目)
◆7月9日・巨人戦1回2安打1失点(2セーブ目)
◆7月11日・DeNA戦 1/3回2安打3失点(敗戦投手)