阪神・秋山 粘りの投球で6回3失点 今季初勝利の権利を手にして降板

 1回、2点を失いマウンドに集まる阪神ナイン(撮影・神子素慎一)
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 「阪神-ヤクルト」(14日、甲子園球場)

 阪神先発の秋山拓巳投手が6回3安打3失点と粘り強い投球を披露。今季初白星となる勝利投手の権利を手にして降板した。

 初回は制球に苦しんだ。1死から山田、青木と連続四球を与えて1死、一、二塁。自らピンチを招いて4番・村上を迎えた。カウント2-2からの6球目、117キロのカーブを捉えられて中前へ。その間に二走・山田が生還して先制点を奪われた。

 なおも1死一、三塁。5番・西浦は三塁へのゴロで打ち取ったものの、その間に三走・青木が本塁を狙った。大山の本塁送球は間に合わず、野手選択で2点目を失った。

 痛恨の一発を浴びたのは、逆転した直後の五回だ。先頭の西田に直球を左翼席へ運ばれる同点ソロを被弾。すぐさま試合を振り出しに戻された。

 ただ、試合の流れは相手に渡さず。1点リードとなった六回。先頭の青木を右前打で出塁させたが、後続を抑えて無得点でしのいだ。

 六回に打席を迎えると、代打・高山が告げられて交代。先発として最低限の仕事を果たし、マウンドを中継ぎ陣に託した。

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