阪神・藤浪、また白星お預けも前向き「次につながるかな」 今季最長の8回を力投

6回、失点して悔しそうな表情をしてベンチに戻る阪神・藤浪=甲子園(撮影・山口登)
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 「阪神1-4巨人」(5日、甲子園球場)

 阪神・藤浪晋太郎投手(26)が今季最長の8回を投げ、4安打4失点(自責点1)で3敗目を喫した。最速157キロの直球を投じ、馬力のある投球を披露したが、3敗目を喫した。

 「まあ悪くはなかったですかね。全体的には悪くはなかったですけど、やっぱり勝ててないですし、自分のエラーからの失点なんで反省すべき所ではあります」

 藤浪が顧みた場面は1点ビハインドの六回だ。先頭の戸郷との対戦。打ち取った打球が投手前で大きくバウンドし、藤浪は懸命にグラブを出したが届かず、失策で出塁を許した。「中途半端なプレーにしてしまった」。それでも若林を空振り三振に斬ったが、続く坂本に一、二塁間を破られて一、二塁。

 丸を中飛に抑え、2死一、三塁で岡本との対戦だった。初球、この日最速の157キロを狙われ、右翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びた。さらに続く大城の左前適時打でこの回致命傷となる3点を失った。

 岡本との対戦を振り返り「向こうも真っすぐを狙っているのを分かっていて真っすぐを投げている。向こうのスイングが上だった」と藤浪は悔しさをにじませた。

 それでも失点した三回と六回以外は降板するまで全て三者凡退に抑えた。「向こうも積極的に打ってきていたんで、力勝負できましたし、そういう意味でしっかり打ち取れたのがよかった。次につながるかなと個人的には思います」と前向きな言葉も残した。

 “三度目の正直”での今季初勝利はならなかった。打線の援護もない中での投球が続くが「シーズンで点が入らない、勝てない時期はある」と冷静。次回こそは圧巻の投球を見せ、今季初勝利を飾ってみせる。

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