阪神・青柳 屈辱6失点KO 自己最短タイ3回、ワーストタイ被安打10

 2回、松山(手前左)に3ランを浴びた青柳
3枚

 「広島11-6阪神」(7日、マツダスタジアム)

 開幕から抜群の安定感を誇った阪神の青柳が、まさかの大乱調で2敗目を喫した。マツダスタジアムはプロ5年目、通算61試合目で初登板。カード初戦に中継ぎ陣を休ませるはずが、3回で自己ワーストタイの10安打6失点。自己最短タイのKOを食らった。

 初回、微妙な制球に苦しんだ。1番・西川への四球から2死二塁のピンチを招き、松山の中前適時打で先制点を献上。さらにピレラの遊撃内野安打でもう1点を失った。二回も羽月のセーフティースクイズで追加点を奪われ、松山に右翼席への3ランを被弾した。

 「いいボールも打たれていたので、実力不足だと思います。(足攻めも)頭に入っていた。これだけ打たれているので、結果がすべてだと思います」

 広島打線は鈴木誠、長野、菊池涼をスタメンから外し、左打者6人を並べた。今季は新球のシンカー、カットボールを習得。試合前まで左打者被打率・180と課題を克服していたが、10安打中8本を左打者に打たれた。

 矢野監督は「次どうしていくかを考えてくれたらいい。1年間同じようなバッターと戦っていく。打たれたり抑えたりすることは出てくる」と次回登板に期待した。この夜の屈辱を力に変えて、本来の姿を取り戻す。

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