阪神が“取られたら取り返す”大山が勝ち越し適時三塁打

 3回、適時三塁打を放つ阪神・大山(撮影・田中太一)
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 「広島-阪神」(9日、マツダスタジアム)

 取られたら、取り返す!阪神が同点に追いつかれた直後の三回の攻撃で、大山が適時三塁打を放ち、勝ち越した。

 まず二回に1点を先制していた阪神は、直後の広島の攻撃で菊池涼の犠飛で同点に追いつかれていた。

 その直後の三回、2死二塁で大山が広島先発の遠藤が投じたカーブをたたいた。左翼への当たりにチャージをかけた長野が及ばず、ボールは外野を転々とする。それを見て大山は三塁に到達し、タイムリー三塁打となった。

 「ランナーをかえすことに集中して打ちました。勝ち越すことができて良かったです」

 前日の同戦でも第1打席に左越えの9号ソロを放っていた大山。この日の打席では、バットを回しながら構えるフォームで遠藤と対峙(たいじ)。三回終了時点で2打数2安打。第1打席も左中間に二塁打を放つなど、しっかりと振り切れている。

 阪神の先発・秋山は7月14日のヤクルト戦から自身3連勝中。同28日のヤクルト戦では5失点完投勝利を飾っていた。疲労などを考慮されて29日に登録抹消されたが、1軍に帯同しながら調整を続けていた。自身通算は30勝31敗。勝てば勝率5割となる。

 広島は7日からの阪神3連戦で2連勝中で、カード勝ち越しを決めている。勝てば4位浮上となる。

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