阪神・中谷 ミスで迷惑掛けた青柳に贈る決勝3ラン「取り返せて良かった」
3枚
「DeNA6-7阪神」(12日、横浜スタジアム)
今季初の2番に座った阪神・中谷将大外野手(27)が四回に逆転の2号3ランを放ち、これが決勝打となった。「しっかり結果を残すことだけを考え、一球一球後悔のないようにプレーしようと思ってやりました」と充実感をにじませた。
2-3となった直後の四回2死一、二塁だ。浜口のチェンジアップを完璧に捉えた打球は高々と舞い上がり、そのまま左翼席へと着弾。「本当にしっかり準備できているので、これが良い結果につながっているのかなと思います」と手応えを実感しているようだ。
初回は守備でミスをして、2点ビハインドの展開としただけに、放った一発に大きな意味があった。「ヤギ(青柳)には迷惑掛けた。ヤギに取り返す、と。取り返せて良かったです」と、この日一番の喜びを見せていた。
チームは5カードぶりに勝ち越し、ヤクルトを抜いて3位に浮上した。「声援のおかげで打つことができました。これからも暖かい声援をお願いします」とファンへのメッセージを発した。