阪神藤浪は6回6失点で交代 初勝利遠く…制球に苦しみ頭部付近へのすっぽ抜けも

 5回、広島・西川に四球を与え、悔しがる阪神・藤浪(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-広島」(14日、京セラドーム大阪)

 今季初勝利を目指す阪神の藤浪晋太郎投手は、6回を投げて8安打6失点、4四球。4度目の登板は6点のリードを許す投球内容で交代となり、今季初勝利はならなかった。

 試合は初回、鈴木誠に左前適時打を浴びるなど、4本の安打を集中されて3点を失った。

 コロナによる自粛を求められても、スタンドからは熱い声援が次々と飛ぶ。

 「晋太郎、頑張れ」「きょうは勝てよ」

 スタンドに響く拍手にも背中を押されながらこの回、まずは先頭の西川を迎えた。初球、152キロの直球を狙われ、中前打で出塁を揺する。さらに続く羽月は、バント失敗で2ストライクと追い込んだが、三遊間を破られて無死一、二塁を背負った。

 長野の一、二塁間を抜けそうな打球は、二塁・植田が横っ跳びで好捕。好守でアウトにしたが、続く鈴木誠との対戦だった。2-1から4球目の146キロを、左前にはじき返されて先制点を失う。さらに松山には左中間を破られ、2者の生還を許して3失点。いきなり3点のビハインドを背負った。

 さらに三回には先頭の長野に対して、フルカウントから7球目がスッポ抜けた。頭部付近を襲ったが、長野が尻もちを突く形でよけて四球となった。長野も何事もなかったように走って一塁に向かう。

 気を入れ直した藤浪だったが、続く鈴木誠に150キロの直球を狙われた。打球は詰まりながらも中前に飛ぶ。一走・長野が一気に三塁まで進み、無死一、三塁を背負った。ここで続く松山の遊ゴロ併殺の間に1点を失った。

 それでも四回は3者連続三振に斬ると、五回は先頭の西川に四球を与えたが、後続をきっちりと断って無失点。だが、六回は2死二塁と得点圏に走者を置き、続く田中を申告敬遠で歩かせて一、二塁。ベンチは森下勝負を選んだが、三塁線を破られる最悪の形でさらに2点を失った。

 打線もここまで広島の先発・森下に五回までわずか1安打と、完璧に抑えられた。0勝3敗で迎えた今季4度目の登板。今季初の初回失点が重く響き、685日ぶり勝利を逃した。

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