阪神・藤浪 五回まで3失点で692日ぶり勝利の権利を手に

3回ヤクルト無死一塁、ヤクルト アルシデス・エスコバーを併殺打に打ち取り小さくサムアップポーズをする阪神・藤浪晋太郎=神宮球場(撮影・中田匡峻)
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 「ヤクルト-阪神」(21日、神宮球場)

 先発した阪神の藤浪晋太郎投手が、5回を投げ終えて4安打3失点(自責1)と、ここまで3点のリードを守っている。五回を終えて試合が成立。まずは692日ぶり勝利の権利を手にした。

 粘りの投球をテーマに掲げた登板。4点を先制した直後の二回には、ミスが絡んで2点を失った。

 この回、二塁内野安打で先頭のエスコバーに出塁を許した。続く山崎の犠打を捕手・梅野が二塁に送球も悪送球(記録は失策)となり一、二塁とした。続く田代に送りバントを決められ、1死二、三塁。

 それでも、続く西田を空振り三振に斬った…かに見えたが、梅野がパスボール。1点を失うと、振り逃げで出塁も許す。さらに吉田喜にはセーフティースクイズを決められ(記録は犠打野選)で1点を追加される。

 さらに動揺からか、坂口にはストライクが入らない。ストレートの四球で満塁とした。それでも、ここで宮本を左飛に斬ると、続く青木の飛球を右翼・糸井が好捕。なんとか2失点で切り抜けた。

 続く三回にはボーアの2ランで、再びリードを4点に広げる。三回、四回と毎回走者を塁に置きながら、追加点を許さなかった。

 勝利投手の権利がかかった五回には、1死から村上にソロ本塁打を浴びる。それでも続くエスコバーを一邪飛に、山崎を3球三振に打ち取って、最少失点で切り抜けた。

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