阪神・藤浪 七回途中4失点で降板 692日ぶり白星を救援陣に託す

7回ヤクルト1死二塁、打者 ヤクルト・村上宗隆を迎え、降板する阪神・藤浪晋太郎(19)=神宮球場(撮影・中田匡峻)
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 「ヤクルト-阪神」(21日、神宮球場)

 先発した阪神の藤浪晋太郎投手が、6回1/3を投げ、6安打4失点(自責1)で途中降板。それでも2点のリードを守り、あとはリリーフに託した。692日ぶり勝利の権利を手にしての降板となった。

 「なんとか粘って試合を崩さなかったことは良かったですけど、七回は自分の出したランナーでしたし、しっかり投げ切らなければいけない展開でした。あとはチームが勝ってくれるように応援します」

 粘りの投球をテーマに掲げた登板。4点を先制した直後の二回には、ミスが絡んで2点を失った。

 この回、二塁内野安打で先頭のエスコバーに出塁を許した。さらに、続く山崎の犠打を捕手・梅野が二塁に送球。それが逸れ、失策で一、二塁。続く田代に送りバントを決められ、1死二、三塁とした。

 続く西田を空振り三振に斬った…かに見えたが、梅野がパスボール。1点を失うと、振り逃げで出塁も許す。さらに吉田喜にはセーフティースクイズを決められ(記録は犠打野選)で1点を追加される。さらに動揺からか、坂口にはストライクが入らない。ストレートの四球で満塁とした。

 ここで宮本を左飛に斬ると、続く青木の飛球を右翼・糸井が好捕。なんとか2失点で切り抜けた。

 続く三回にはボーアの2ランで、再びリードを4点に広げる。三回、四回と毎回走者を塁に置きながら、失点しなかった。

 勝利投手の権利がかかった五回には、1死から村上にソロ本塁打を浴びる。それでも続くエスコバーを一邪飛に、山崎を3球三振に打ち取って、最少失点で切り抜けた。

 六回を3人で切り抜けると、続く七回。先頭の坂口に右中間スタンドに運ばれると、1死を挟んで青木には左翼線を破る二塁打を浴びた。ここで矢野監督は岩崎にスイッチ。七回途中、90球を投げて6安打4失点(自責2)、6奪三振で降板となった。駆け足でベンチに戻る藤浪には、三塁スタンドから大きな拍手が送られた。

 それでも続く1死二塁のピンチで、代わった岩崎が村上を左飛に。エスコバーを二ゴロに斬って脱した。

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