【小山正明氏の眼】阪神・青柳を救った小幡、木浪のプレー

 「阪神4-3ヤクルト」(3日、甲子園球場)

 巨人が走っている。追いかける阪神としては、絶対に負けられない試合が続く。

 触れておきたいのは、四回の小幡、六回の木浪のプレーだ。

 四回は、2点差を追いつかれてなお、ランナーを一塁に置いて、エスコバーの右中間二塁打での、小幡のバックホーム。あれはどちらかにそれていればホームインというどんぴしゃの送球だった。

 いつものキレを欠いた青柳を救った、大ファインプレーだった。

 そして六回1死一、三塁。塩見の、当たりの良くない遊ゴロ。ここはバックホームか、併殺か、迷うところだが、木浪が一瞬の好判断で併殺を選択した。このジャッジメントはまた、青柳を勇気づけるプレーだった。

 冒頭に触れたが、阪神が優勝するためには絶対に負けられない。その意味において七回表、2死二、三塁で青柳から岩貞ではなく能見にスイッチした場面は、疑問に感じた。スアレスが休養日だったとはいえ、ベストの選択だったか。ここでの失点はともかく、選手もベンチもミスが許されない時期にあることは肝に銘じておいて欲しい。

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