【中田良弘氏の眼】阪神・斎藤は“ゆとり”と“余裕”を

 「DeNA7-8阪神」(10日、横浜スタジアム)

 プロ初先発だった阪神・斎藤は、もう少し“ゆとり”を持てれば良くなる。マウンド上の姿は捕手しか視界に入っていない印象を受けた。外野の守備位置を確認するくらい周囲を見渡せる“余裕”を持つことを意識するといい。

 二回までは四球を与えながら打者に向かっていっていた。反省は味方打線が2点を先制してくれた直後の三回。先頭・戸柱に初安打を許した後、1番・梶谷からタイムリーを打たれる4番・佐野まで4者連続でカウントを3ボールにした。

 これは、味方が先制してくれたことで「失点をしてはいけない」という“守り”の意識が強くなり、コースを狙い過ぎたのだろう。もっと攻めの姿勢を出してよかった。

 また、カット気味の軌道のボールに対して、もっと自信を持っていい。右打者から見て外角へ逃げるような球種。タイミングやポイントを外してゴロアウトも奪えていた。再度、自分の持ち球を確認して、意図のある投球を磨いてほしい。

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