阪神・西勇、同点許す 四回2死走者なしから三連打で2点失う
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「ヤクルト-阪神」(25日、神宮球場)
コロナショックが収まらない中、阪神の先発・西勇輝投手が2点リードで迎えた四回、2死走者なしから同点打を浴びた。
この回、山田、村上を抑えた西勇だが、続く浜田に初球、スライダーを中前に運ばれた。さらに続く西浦にも初球を狙われ、右前打で2死一、三塁のピンチを招く。続くエスコバーの打席で、一走・西浦がスタート。重盗を仕掛ける動きを見せたが、捕手・坂本は二塁に送球せず二、三塁とした。
ここで3ボールから1ストライクを挟み、5球目。内角高めのシュートで詰まらせたことが災いし、詰まった打球が中堅・近本の前にポトリと落ちた。一気に二者が生還。西勇はぼう然と打球方向を見つめた。
3試合連続の無四球完封を狙ったマウンドでは初回、青木にソロ本塁打を浴びて記録が途絶えた。さらに三回には2死から四球を選ばれた。9月は3戦3勝、防御率1・05。神宮も通算4戦3勝、防御率2・35と相性がよく、今年8月22日も7回1失点の好投で白星をつかんでいた。
防御率2点台前半のエースが3点を失い、試合は振り出しに戻った。