阪神・藤浪、1回無失点プロ初ホールド「人の勝ちがかかった場面、死ぬほど緊張」

8回、リリーフカーに乗って登板する藤浪(撮影・田中太一)
8回から3番手で登板する藤浪(撮影・北村雅宏)
8回、藤浪が投じた159キロの球速表示(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-中日」(29日、甲子園球場)

 阪神の藤浪晋太郎投手が3点リードの八回に登板した。最速159キロの直球を軸に1回を無安打無失点。3連投となったリリーフ転向後3試合目の登板で、プロ初ホールドを記録した。

 「死ぬほど緊張しました。先発の時とは違って人の勝ちがかかった場面で投げることがこんなに緊張するとは思っていませんでした。何とか無失点で抑えることができて良かったです」

 初めてリリーフカーに乗って登場。21日に解放されたばかりのアルプススタンドから、地響きのような歓声を受けてマウンドに上がった。先頭の阿部に対して4球目、159キロを計測。フルカウントから四球で歩かせたが、続く木下拓を二ゴロに。続く代打・溝脇も二ゴロに抑えると、最後は大島を二ゴロに斬って無失点で切り抜けた。

 25日、チーム内に新型コロナウイルスの感染者が出た影響で1、2軍計19人の大量入れ替えが行われた。リリーフは馬場、岩貞の感染に加え、球団判断で濃厚接触者と同様の扱いで小林、小川、岩崎も特例措置で抹消。この影響から藤浪はリリーフとして緊急昇格した。

 ルーキーイヤー以来の2013年4月7日の広島戦(マツダ)以来、7年ぶり2度目の中継ぎ登板となった26日のヤクルト戦では2回1失点。村上に決勝アーチを浴び、黒星を喫した。それでも連投した27日の同戦では、6点差の8回から登板。1回を1安打無失点に抑えていた。

 3連投のこの日は3点リードで、プロ初のホールドが付く展開。勝利の方程式に入り、“八回の男”になった右腕が、正念場となる13連戦のカギを握る。

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