阪神・スアレス サヨナラ被弾 響いた植田悪送球、ミス連発で貯金0

 スアレスは高橋にサヨナラ3ランを浴び、がっくりとベンチに引き揚げる
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 「中日5-3阪神」(15日、ナゴヤドーム)

 阪神ナイン、そしてベンチの矢野監督がぼうぜんと打球の行方を見守る。あと1アウトからの逆転サヨナラ負け。まさに昇竜のごとき与田竜の勢いを前に、虎党の身の毛もよだつ3連敗となった。

 2点を追う八回。25イニングぶりとなる得点を機に、原口の2点適時打で一気に逆転した。八回をエドワーズが無失点で切り抜け、九回に守護神・スアレスを投入。完全に“勝ちパターン”に持ち込んだが、まさかまさかの暗転が待っていた。

 四球と安打で1死一、二塁とされると、ビシエドの二直を捕球した植田が二塁へ悪送球。チームこの日、3個目となる失策で2死二、三塁となった。そして、続く高橋にど真ん中の159キロ直球を逆方向にはじき返される逆転3ラン。今季ここまで一本の本塁打も許していなかったスアレスが、43試合目、44イニング目で初被弾を許してしまった。

 「それはもう勝負だから。スアちゃんには、今まで助けてもらってきたから…」。スアレスをかばった矢野監督が「今日はそういうのが多すぎた。ベースカバーとか、エラーとかね」と振り返ったように、序盤から守備、走塁ミスが相次いだ。

 初回に許した先制点も先頭の大島の平凡な一ゴロに岩田のベースカバーが遅れる形で出塁を許したことから始まった。直後の井上の後逸、三回のボーアの失策、九回の植田の悪送球で、チームの今季失策数は両リーグトップを更新して70個目に。二回の二走・ボーアが原口の左前打で三塁へ進まなかった“謎の走塁”も含め、指揮官が嘆き、虎党があきれる凡ミスのオンパレードが最悪の結末につながったとも言える。

 今季4度目の同一カード3連戦3連敗で9月9日以来の貯金0となり、2位・中日との差は1・5ゲームに。ナゴヤドームでの今季最終戦は、現在のチーム状況を如実に表す厳しく切ない内容となった。

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