阪神 キナチカで完全V逸阻止!木浪弾&近本V撃 18年度ドラフト組威厳見せた!

 お立ち台で拳を握る近本(右)と木浪
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 「阪神4-1中日」(27日、甲子園球場)

 佐藤クンたちには、簡単に負けへんで-。阪神はドラフト会議の翌日で、18年度の1位・近本光司外野手(25)、同3位・木浪聖也内野手(26)が打線をけん引して3連勝へ導いた。今ドラフトでは1位の佐藤をはじめ計3人の野手を指名。プロの先輩として残り11試合、威厳を示す活躍を見せる。

 打った瞬間、スタンドからため息が漏れた。「落ちろ、落ちろ」-。打った近本の執念が白球に乗り移る。打球はスライディングキャッチを試みた右翼・滝野のグラブに当たり、芝生の上で弾んだ。決勝の2点三塁打。気迫の一打で完全V逸を阻止した。

 絶好のチャンスは同点の八回だった。中日2番手・福の2失策で1死二、三塁。原口が二飛に倒れ、追い込まれた状況で近本に打席が巡ってきた。初球、真ん中付近のカーブをフルスイング。打球は右方向へ浅い飛球となった。

 強烈な浜風に押し戻される幸運も重なり、「打てたということよりは、しっかり点になって勝てたというのが一番うれしい」。一気に三塁へ到達し、内容よりも勝利につながる一打となったことに納得の表情を浮かべる。

 負けるか、巨人が勝てば優勝の可能性が完全に消えるという崖っぷちの中で迎えた一戦。突破口を切り開いたのは、2試合連続でスタメン起用された木浪だった。

 二回先頭で迎えた第1打席、「塁に出ることを考えて思い切り振った」と、福谷が投じた内角のスライダーを強振。打球は弾丸ライナーで右翼ポール際に突き刺さった。先制の3号ソロ。7月28日のヤクルト戦(神宮)以来、91日ぶりの一発で流れを引き寄せた。

 24日の巨人戦から3連勝と追い風が吹くチーム。26日のドラフト会議では4球団競合の末、矢野監督が大学No.1スラッガー・佐藤の交渉権を引き当てた。

 他にも6位・中野、7位・高寺と3人の野手を指名。18年度ドラフトの同期入団コンビにとって、簡単に負けるわけにはいかない後輩たちだ。「残り試合、この2人でチームを引っ張っていけるように頑張ります」と近本。チカキナコンビが結果で、先輩としての威厳を示していく。

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