阪神・梅野、チームの顔になる!福留、球児、能見ら一気に抜けて「分岐点に」
「阪神秋季練習」(15日、甲子園球場)
阪神・梅野隆太郎捕手(29)が15日、甲子園での秋季練習後に取材に応じ、来季はチームの“顔”として引っ張る覚悟を示した。今季は藤川が引退、能見や福留の退団と虎を支えた中心選手が球団を去った。常にベテラン勢の戦う姿勢を見てきた男が、先輩たちの魂を受け継ぐ。
「年々退団、引退される方は目にしてきたんですけど、ここまで上の人が急にいなくなるというのは初めて。選手会長であり捕手というポジション。もちろん一番試合に捕手でも出てますし、そういう意味では(引っ張らないと)ね」
自身がプロ2年目の時から自主トレを共にしてきた能見、そして福留、藤川は「プレーでも感じるものがすごい、というか言葉でもすごい重みのある感じだったんで」と言う。
1軍で共にプレーする中で勉強し、助言を受けた日々が梅野にとって財産となった。「先輩たちにもらった言葉を逆に後輩たちにっていう思いは強いですね」と今後は若虎たちに還元していく。
2021年は30歳の節目を迎える。「年々、立ち位置が違ってくる。いい意味で分岐点にきていると思う。いい年にできるようにやっていきたいという意識は本当に強い」と梅野。主力選手としての覚悟を胸に、来季こそ15年連続V逸の歴史に終止符を打つ。