阪神 厳戒キャンプで完走や!移動バス増便、会食全面禁止 先乗り自主トレも実施へ
阪神・谷本修球団本部長(56)が13日、甲子園で代表取材に応じ、コロナ禍の中、厳戒態勢でキャンプに臨む指針を示した。2月1日キャンプインが確認された臨時12球団代表者会議から一夜明け、「その予定で自治体の方々とも連携しながら準備を進めています」と現状を説明。PCR検査をした上で、1月下旬からの先乗り自主トレ実施も明言した。
「同じ緊張感を持って。会食が一番危ないと言われていますけど、基本は全面禁止になると思います」
有事の際に対応する12球団統一マニュアルに加えて、球団独自の予防対策も講じる。チーム宿舎から球場までのバスは移動が長く、増便を検討。会食の禁止など、約1カ月を過ごすチーム宿舎での生活も我慢が続く。
大浴場のサウナの使用禁止を含めて「考え方としてはマスコミさんやファンの方も含めて極力接触しない。チームで安全を保っていくという、シーズン中と同じ方向でやっていきます」と強調した。
前日の会議ではキャンプ地への移動前だけでなく、キャンプイン直前と、その後も週1度のペースでPCR検査を実施することが決定。阪神は緊急時に備えて宜野座村、読谷村が管轄する保健所と連携し「すでにお願いしておりまして対応していただける」と準備は万全だ。週1回の検査はNPBが那覇に設置予定のラボ使用も「一つの候補」とした。
この日、関西3府県に緊急事態宣言が発令された。コロナの不安は続くがまずはキャンプ完走が大目標。最善を尽くして、試練を乗り越える。