阪神・藤原オーナー兼球団社長が阪神・淡路大震災振り返る 鳴尾浜で黙とう

 阪神・淡路大震災から26年となった17日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場では午前9時半に半旗が掲げられ、選手、球団関係者約50人が1分間、黙とうした。

 「1・17」-。藤原崇起オーナー兼球団社長(68)は「26年前というのは、今でも鮮明にあの当時のことを思い出しますね」と話し、当時を思い返した。

 「本当に揺れて、その中で何もできなかった自分。それから、ある程度落ち着いて神戸に入った時に港の岸壁が崩れたり、三ノ宮の地下の駅へ行った時は電車が壁にもたれて真っ暗な中で止まっていたり。長田の街が焼きただれて、タクシーに乗った時にヘッドランプが遠くまで真っすぐの光を出して、焼きただれた匂いがしている。そういう風なことは今でも思い出すとつらい。つらいというより、悔しい気分はみなさんも同じだと思います」

 26年の月日が流れ、阪神・淡路大震災を経験していない選手も多くなった。現在は世界中で新型コロナウイルスの猛威がとどまることなく、プロ野球界にも大きな影を落としている。「このコロナ禍でスポーツも演劇もいろんなところで大変でしょうし、何よりもいろんな職業の方が大変だと言われているんですけど、そういう中で、震災と同じように支え合いながらということが大事じゃないかなと思います」と訴えていた。

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