阪神・矢野監督 今年こそ開幕ダッシュ!過去2年の“失敗”糧に3年目の正直や!

 阪神の矢野燿大監督(52)が20日、12球団監督会議後にオンライン取材に応じ、今年こそ開幕ダッシュを決めることを誓った。昨季は開幕カードの巨人戦3連敗でつまずくなど、序盤戦で完全に出遅れながらも2位を確保。反省と巻き返した手応えを携えて、16年ぶりのリーグ制覇へ向けて突き進んでいく。

 12球団の監督、コーチ代表が一堂に会して行われる例年の会議とは違う。それでも矢野監督の気持ちはグッと引き締まったという。

 「こういうパソコン越しという形ではあるけど、みなさんの話をそれぞれ聞いて“よしやってやるぞ!”っていう気持ちはやっぱり高まってきたかな」

 契約最終年となる勝負の、そして集大成となる政権3年目。秋に歓喜を味わうためには、2年間の“失敗”を繰り返すわけにはいかない。2019年はヤクルトとの開幕戦から2連勝を決めたものの、その後に4連敗。対戦が一回りした15試合終了時点は6勝9敗だった。

 昨季は忌まわしき記憶として残る。開幕カードの巨人戦で3連敗を喫し、その後も大きく負け越し。対戦が一回り後の成績は4勝10敗(雨天中止2試合)と出遅れてしまった。

 「振り返るとやっぱりそういうシーズンにしてしまったんでね。もちろん開幕からいいスタートを切れるようにっていうのは、去年の反省から意識していくべきところやと思う」と、指揮官は“開幕ダッシュ”の重要性を説く。

 一方で、昨季は大きく出遅れながら最終的には2位。「開幕であれだけ苦しんだ中で盛り返せたってところは、俺も手応えを感じている」とうなずく。

 今季はコロナウイルスの「感染拡大防止対策特例」において、外国人の投手、野手の配分が変更され、よりフレキシブルに対応できるようになった。「選手の状態によって、臨機応変にいけるというところではプラスがあると思う」と指揮官も話すように、助っ人8人態勢の阪神にとっては追い風と言えるルール変更だ。

 21日にはキャンプ1、2軍の振り分けが発表されるなど、球春到来は目前。3月26日の開幕戦は、昨年コロナ禍で流れた幻の開幕カード・神宮でのヤクルト戦だ。西勇VS小川の同学年エース対決で幕を開けることが有力となっている。充実のキャンプを過ごし、3・26からの快進撃へとつなげてみせる。

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