阪神・北條 大先輩・坂本勇から吸収!キャッチボールの意識の高さに衝撃

 巨人・坂本勇(右)と共にトレーニングする北條(球団提供)
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 巨人・坂本勇らとの合同自主トレを終えた阪神・北條史也内野手(26)が24日、甲子園のクラブハウスを訪れ、充実の日々を振り返った。光星学院(現八戸学院光星)の6学年上に当たる大先輩から「すべて一個、一個、教えてもらいました」という北條は、キャッチボールに対する意識の高さに最も衝撃を受けたことを明かした。

 生き生きとした表情から充実感が伝わってくる。大先輩から技術面だけでなく、心構えまで徹底的にたたき込まれた北條にとって、すべてが“目からウロコ”の連続だった。

 「守備の面でもバッティングの面でも細かくというか…すべて一個、一個、教えてもらいました」。そう明かす中で「とにかくすごかった…一番の衝撃でした」と話すのが、基本中の基本となる“キャッチボール”だ。

 「そんなにキャッチボールに対して意識を置いてるの?っていうのがまずはすごく感じて。とにかく大事にされていて、それが守備、送球の安定感につながるんだなと」。ゴールデングラブ賞を4度獲得したリーグを代表する名手のエッセンスに触れ、ただただ驚かされたという。

 打撃面においても「今までとまったく違う感覚で練習させてもらった」と振り返る。右打者では史上最年少での2000安打を達成した坂本勇。その指導は打席での意識から、ボールに対してのバットの出し方、当て方、角度など、細かな技術面にまで及んだ。

 「坂本さんの考えていることを意識しながら練習して全然、僕の今までとはまったく違うなと思った。すごく勉強になりました」

 構えなどを大きく変えるわけではなく、その教えを突き詰めて言えば「とにかくバッティングはシンプルにやれ」。坂本は内角球のさばきに定評があるが、「内角だからとかじゃなくて全部そういう意識でやっているから、内角もさばけているんだと思いました」と合点がいったと言う。

 遊撃のレギュラー再奪取を誓う今季。「ここからどうしていくかはやっぱり自分次第。今年は教えてもらったことを意識してずっとやろうと思います」。志願して実現した18日間の“ハヤト塾”。ここから北條の逆襲が始まる。

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