阪神ドラ1佐藤輝ヒヤリ 腰に軽度の張り、大事を取って3000メートル走途中回避

 3000m走をリタイアする佐藤輝(代表撮影)
 3000m走後のキャッチボールで厳しい表情をみせる佐藤輝(代表撮影)
 3000m走で最後方を走る佐藤輝(代表撮影)
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 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が26日、鳴尾浜での新人合同自主トレで行われた恒例の3000メートル走で、腰に違和感を覚え、4周目を走り終えた後に途中で回避した。あわや“離脱”ともなりかねないアクシデントだったが、軽度の張りだったため、すぐに通常メニューに復帰。1軍キャンプスタートへ問題は無さそうだ。

 その場が一瞬、ヒヤリとした。新人恒例の長距離走。佐藤輝は最後尾でスタートし、1周目は笑顔を見せる余裕があったが…。2周目以降、明らかに異変が起きた。

 周回を重ねていくごとに、徐々にペースはダウン。自身の前を走るドラフト2位・伊藤将(JR東日本)にも半周以上の差をつけられ、苦悶(くもん)の表情を浮かべながら走り続けた。

 だが、4周目を走り終えたところで腰を押さえてストップ。トレーナーと相談し、三塁ベンチに引き揚げた。

 期待のドラ1にアクシデント発生か-。しかし、大事には至らなかった。直後に行われたキャッチボールからは通常のメニューに復帰。室内練習場でも打撃練習を行うなど、事なきを得た。

 球団は「3000メートル走の途中に腰に違和感を感じたため、大事を取って途中で回避いたしました」と発表した。佐藤輝も球団を通じて「走っている途中で腰に少し違和感を覚えたため、トレーナーさんと相談し、大事を取って抜けさせてもらいました」とコメント。1軍キャンプへの準備段階で無理はせず、万全な態勢での沖縄入りを優先したことを明らかにした。

 佐藤輝は入寮後も毎日ストレッチなどを欠かしておらず、体のケアには意識が高い。今回は幸いにも軽度の張りで大事に至ることはなかったが、悪化させないことが必要となる。今後は今まで以上に自分の体と向き合っていく。

 「もうすぐキャンプも始まる大事な時期なので、ケガには気をつけてしっかり体をケアしていきたいと思います」

 球春到来を告げる2月1日のキャンプインまで、あと5日。宜野座1軍キャンプでは、同4日に今年初の紅白戦が組まれており、佐藤輝の実戦デビューが予定されている。新人合同自主トレも終盤。残りわずかな時間でも気を抜かず、首脳陣や虎党が待ち望んでいる“初打席”へ準備を進めていく。

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