阪神が執念の逆転劇で7連勝!土壇場の九回に2点差ひっくり返し雨中の激闘制す ノイジーが決勝の押し出し四球「チームの勝利だ」

 「DeNA3-5阪神」(24日、横浜スタジアム)

 阪神が土壇場の九回に2点差をひっくり返す執念の逆転勝利で今季最長の7連勝(2分けを挟み)。貯金を同最多の「4」とし、がっちりと首位をキープした。

 2点を追う九回だった。先頭の代打・糸原から、近本&中野と3連打で無死満塁の好機を作った。ここで森下が押し出し死球となり1点差に迫ったところで、DeNAの守護神・山崎をKO。代わった徳山から大山が同点の中前適時打を放ち、ノイジーが勝ち越しの押し出し四球を選んだ。

 なおも2死満塁から木浪が左前にタイムリーを放ってダメ押し。打者一巡の猛攻、一挙4点のビッグイニングでDeNAを突き放した。最終回はゲラが2死一、二塁のピンチを招くも無失点で締めて4セーブ目をマークした。

 ヒーローインタビューでノイジーは「きょうの勝ちは自分の前で出塁した選手のおかげ。チームのおかげ。きょうはチームの勝利だと思います」と語った。押し出しの場面については「しっかり自分のカウントでやっていこうと思っていた」と語り、7連勝には「良い流れを続けられるように。きょうの勝ちは本当にファンのおかげ。天気関係なく応援してくれるファンのおかげだと思います」と力を込めた。

 試合前から雨が降り続ける中でプレーボールがかかったゲーム。伊藤将がノーヒットノーランの快投を見せる中、五回に自らの安打で2死満塁の好機を演出すると、ノイジーが押し出し四球を選んで先制した。試合は六回表の攻撃前に36分間の中断を挟んだが、まさかの展開が待っていたのは七回だ。

 先頭の佐野に右前打を許し、快記録はストップ。1死後、宮崎に中前打を浴びて一、二塁のピンチを招いた。だが楠本を一ゴロに仕留め、2死二、三塁と状況が変わったところで安藤投手コーチがタオルを持ってマウンドへ。山本勝負を選択したが、中前に逆転の2点打を浴びた。さらに石上の右前打を右翼・森下が痛恨の後逸。一塁走者が生還して適時失策となり致命的な3点目を奪われた。

 かなり敗色が濃厚となる中、それでもあきらめなかった阪神打線。今季最長の7連勝で貯金を4とし、38年ぶりの日本一に輝いた昨季の4月終了時の貯金「3」を超えた。史上初の連覇へ苦しい時期を乗り越え、最高のスタートダッシュとなった。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス