阪神・中野 悪球打ち1号「しっかり振り切ることができた」どよめくスタンド&首ひねる戸郷

 「巨人8-5阪神」(3日、東京ドーム)

 ファンがどよめき、戸郷は首をひねった。強打者顔負けの悪球打ち。阪神・中野拓夢内野手が東京ドームで豪快な弾道を描いた。

 六回2死。2球連続の見逃しで追い込まれた後だった。内角高めへのボール球の141キロを捉えると打球は高々と高く舞い上がり、勢いを失わずに右翼スタンドへ。「出塁して後ろにつなぐ意識だった。しっかり振り切ることができた」。171センチの小柄な体でも直球に力負けせず、23年8月9日・巨人戦以来となる1号ソロを生み出した。

 九回2死一塁は大勢の153キロを捉えてライナーを中前に運んだ。「次につなぐことだけを考えて」。続く森下が適時打を放ち、巨人をあと一歩まで追い詰めるきっかけとなった。

 守備も軽快だった。四回無死は丸の二遊間への鋭いゴロをダイビングキャッチ。素早く立ち上がって一塁へストライク送球でアウトにした。2死後は吉川の一、二塁間へのゴロを捕球すると、一回転して一塁へ送球。今季ここまで1失策の守備で投手陣を後押しした。2位・巨人とは2差。攻守で連敗阻止に貢献する。

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